ExcelでISO週番号を取得する方法と活用例【isoweeknum関数の使い方】

時間関数

今回は、Excelのisoweeknum関数を使ってISO週番号を取得する方法を紹介します。

ISO週番号とは、ISO8601という国際規格で定められた週の番号付けの方法です。この方法では、月曜日を週の始まりとし、その年の最初の木曜日が含まれる週を第1週とします。

ISO週番号は、ヨーロッパやタイヤの製造年週などでよく使われています。また、週ごとのデータ分析や予定管理などにも便利です。

この記事では、以下の内容を解説します。

  • ISO週番号とは何か、どうやって計算するか
  • isoweeknum関数の使い方と注意点
  • ISO週番号の活用例とメリット

それでは、早速見ていきましょう!

ISO週番号とは何か、どうやって計算するか

ISO週番号とは、ISO8601という国際規格で定められた週の番号付けの方法です。この方法では、月曜日を週の始まりとし、その年の最初の木曜日が含まれる週を第1週とします。

例えば、2021年の場合は以下のようになります。

週番号
27 28 29 30 31 1 2 53
3 4 5 6 7 8 9 1
10 11 12 13 14 15 16 2
17 18 19 20 21 22 23 3
24 25 26 27 28 29 30 4
31 5

このように、1月1日が前年の週番号となる場合や、12月31日が翌年の週番号となる場合があります。また、週番号は52週や53週になる場合があります。

ISO週番号の計算方法は、以下のようになります。

  1. その年の1月4日の曜日を調べる(1月4日は必ずその年の第1週に含まれる)
  2. その年の1月1日から1月4日までの日数を求める(0~3日)
  3. その年の1月1日から対象の日付までの日数を求める(0~365日)
  4. 上記の日数から1月4日までの日数を引く(-3~362日)
  5. 上記の日数を7で割って切り上げる(1~53週)

例えば、2021年1月1日の週番号を計算すると、以下のようになります。

  1. 2021年1月4日は月曜日
  2. 2021年1月1日から1月4日までの日数は3日
  3. 2021年1月1日から1月1日までの日数は0日
  4. 0日から3日を引くと-3日
  5. -3日を7で割って切り上げると-0.43週

この場合、週番号は0以下になるので、前年の最終週となります。前年の最終週の週番号は、前年の12月28日の週番号と同じです。2020年12月28日の週番号は53週なので、2021年1月1日の週番号も53週となります。

週番号の計算は少し複雑ですが、Excelのisoweeknum関数を使えば簡単に求めることができます。次の章では、isoweeknum関数の使い方と注意点について説明します。

isoweeknum関数の使い方と注意点

isoweeknum関数は、日付を引数にとり、その日付が含まれる週のISO週番号を返す関数です。以下が基本的な使い方です。

=isoweeknum(日付)

例えば、2021年1月1日の週番号を求めるには、以下のように入力します。

=isoweeknum("2021/1/1")

すると、結果として「53」と表示されます。これは、2021年1月1日が2020年の最終週に含まれることを意味します。

isoweeknum関数は、日付を直接入力することもできますが、日付が入力されたセルを参照することもできます。例えば、B3セルに「2021/1/1」が入力されている場合、以下のように入力することもできます。

=isoweeknum(B3)

この場合も、同じく「53」と表示されます。

isoweeknum関数は、ISO8601方式に従って週番号を求める関数ですが、他の方式で週番号を求めたい場合は、weeknum関数を使うことができます。weeknum関数は、週の始まりの曜日を指定することができます。例えば、日曜日を週の始まりとする場合は、以下のように入力します。

=weeknum("2021/1/1",1)

すると、結果として「1」と表示されます。これは、2021年1月1日が2021年の第1週に含まれることを意味します。

weeknum関数の第2引数は、週の始まりの曜日を指定する数値です。1から7までの数値を指定できますが、省略した場合は1(日曜日)が既定値となります。以下が各数値の対応表です。

数値 曜日
1 日曜日
2 月曜日
3 火曜日
4 水曜日
5 木曜日
6 金曜日
7 土曜日

以上が、isoweeknum関数とweeknum関数の使い方と注意点についての説明です。これらの関数を使えば、日付から週番号を効率的に取得することができます。週番号は、週ごとのデータ分析や予定管理などに役立ちます。ぜひ、活用してみてください。

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