ExcelでFIXED関数を使って小数点以下の桁数をコントロール
Excelでは、数値を四捨五入の結果で表示するために、FIXED関数を使用することができます。このFIXED関数を使用することで、小数点以下の桁数を任意の位数に指定した結果を表示することができます。
FIXED関数の基本的な使い方
FIXED関数は以下の書式で使用します。
=FIXED(数値, 小数点以下の桁数, 真偽値)
- 数値:四捨五入を行う数値
- 小数点以下の桁数:表示する小数点以下の桁数を指定します。0の時は小数点以下が表示されません
- 真偽値:0を入力すると四捨五入の方式になります。1を入力すると切り捨てが行われます
FIXED関数の使用例
例えば、以下のような数値を四捨五入または切り捨てて小数点以下の桁数を指定したい場合にFIXED関数を使用できます。
=FIXED(123.4567, 2, 0) //結果: "123.46"
=FIXED(123.4567, 1, 1) //結果: "123.4"
=FIXED(123.4567, 0, 0) //結果: "123"
FIXED関数は金額の表示など、小数点以下を表示する際にその任意の桁数を指定して、四捨五入や切り捨ての方式で、結果を表示するために使われます。
FIXED関数の応用例
FIXED関数を使用することで、単位や価格の変換などの作業を効率化できます。以下にいくつかの応用例をご紹介します。
1. 金額を通貨単位で表示
FIXED関数を使用して、金額を通貨単位で表示することができます。例えば、1000.345円を整数部分と小数部分に分けて表示したい場合、以下のように利用できます。
=FIXED(1000.345, 0, 0) & "円" //結果: "1000円"
2. 数値をパーセンテージで表示
FIXED関数を使用して、数値をパーセンテージで表示することができます。例えば、0.65をパーセンテージで表示したい場合、以下のように利用できます。
=FIXED(0.65 * 100, 0, 0) & "%" //結果: "65%"
3. 重量を小数点以下1桁で表示
FIXED関数を使用して、重量を小数点以下1桁で表示することができます。例えば、12.345kgを小数点以下1桁で表示したい場合、以下のように利用できます。
=FIXED(12.345, 1, 0) & "kg" //結果: "12.3kg"
これらの応用例からもわかるように、FIXED関数は小数点以下の桁数をコントロールするだけでなく、単位や価格の変換など様々な場面で活用できます。他のExcel関数と組み合わせることで、より複雑な処理を効率化することが可能です。
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