Excelでは、文字コードに対応する文字を取得するために、CHAR関数とUNICHAR関数を使うことができます。
CHAR関数はASCIIコードに対応する文字を、UNICHAR関数はUnicode番号に対応する文字を返します。
本記事では、これらの関数の使い方と具体的な使用例、そして仕事で役立つ活用法について解説します。
目次
CHAR関数の使い方
CHAR関数は、指定されたASCIIコードに対応する文字を返します。
ASCIIコードとは、英数字や記号などの文字に対応する一意の番号のことです。
CHAR関数の数式と引数は以下のとおりです。
=CHAR (コード)
コード:文字に対応するASCIIコード
例えば、英語の「A」に対応するASCIIコードが65である場合、以下のように入力します。
=CHAR (65)
すると、文字「A」が返されます。
UNICHAR関数の使い方
UNICHAR関数は、指定されたUnicode番号に対応する文字を返します。
Unicode番号とは、世界のあらゆる文字に一意に割り当てられた番号のことです。
UNICHAR関数の数式と引数は以下のとおりです。
=UNICHAR (Unicode番号)
Unicode番号:文字に対応するUnicode番号
例えば、日本語の「あ」のUnicode番号が12354である場合、以下のように入力します。
=UNICHAR (12354)
すると、文字「あ」が返されます。
仕事での活用法
エクセルを仕事で利用する際には、テキストデータの取り扱いが不可欠です。
CHAR関数やUNICHAR関数を使うことで、以下のような仕事で役立つ活用法があります。
- テキストデータの正規化:テキストデータの処理において、正規化が必要な場合があります。CHAR関数やUNICHAR関数を使って、特定の文字に対応するUnicode番号やASCIIコードを調べ、正規化のための処理を行うことができます。
- 言語処理:CHAR関数やUNICHAR関数を使って、言語処理に必要な情報を取得することができます。例えば、特定の言語における文字の出現頻度を調べるために、文字のUnicode番号やASCIIコードを調べることができます。
- テキストデータの変換:テキストデータの変換を行う際にも、CHAR関数やUNICHAR関数を使うことができます。例えば、特定の文字列の中に含まれる文字を、他の文字に変換することができます。
以上が、CHAR関数とUNICHAR関数を使った文字コードに対応する文字の取得方法と活用法についての解説です。
エクセルを使った仕事においては、テキストデータの取り扱いが欠かせないため、これらの関数を使いこなすことが必要です。
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