楽天モバイル固定回線徹底解説:L13ルーターで実現する高速&柔軟なネット環境【2025年版】

楽天モバイルの固定回線サービスは、従来の高額な光ファイバー回線に代わる新たな選択肢として注目されています。この記事では、SIMフリー対応のL13ルーターを用いた楽天モバイルの固定回線の特徴、設定手順、実機テスト結果、そして補足として通信制限や5Gエリア拡大、楽天Turboとの比較について詳しく解説します。

楽天モバイル固定回線とは?

楽天モバイル固定回線は、携帯電話会社の無線通信ネットワークを活用して家庭内で高速インターネットを提供するサービスです。光ファイバーと比べて初期費用や月額費用が抑えられるため、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。


L13ルーターの特徴

L13ルーターはSIMフリー対応で、楽天モバイルの4Gおよび5Gネットワークに接続可能。通常の固定ルーターが4G対応に留まる中、L13は5G通信を取り入れた最新モデルであり、柔軟性と拡張性の面で高く評価されています。


主な性能

  • ダウンロード速度:200~300Mbps(実測環境により変動)
  • アップロード速度:50Mbps以上(特にアップロード性能に優れる)
  • 応答速度(Ping):約30ms



L13ルーターの設定方法

L13ルーターを楽天モバイルネットワークに接続する方法は、以下の通りです。設定手順は実機テストに基づいたもので、初めての方も安心して導入できます。

  1. ルーター背面のSIMスロットに楽天モバイルのSIMカードを挿入する。
  2. 電源を入れると、2.4GHzと5GZのWi-Fi信号が放出される。SSIDとパスワードは本体背面に記載されている。
  3. スマートフォンやPCでWi-Fiに接続後、ブラウザから「11680.1」にアクセスし管理画面を開く。
  4. 管理画面の「設定」→「プロファイル設定」で新規に「Rakuten.jp」をAPNに登録する。ユーザ名とパスワードは空欄のままでOK。
  5. 設定後、状態ランプが全て緑色に変われば接続完了。万一ランプが点滅する場合はAPN等の設定を再確認する。

通信制限の現状

過去には楽天モバイル固定回線の利用に際して、1日あたり10GBの通信制限が噂されていました。しかし、最近の検証では公式な発表はないものの、実際に400GB近くまで使用しても速度制限に陥らないケースが確認されています。これにより、大容量データを扱うユーザーにとっても安心して利用できる環境となっていると言えるでしょう。

通信速度の具体例

実機テストでは、平日午後の状況下でM3 MacBook AirおよびM1 Macminiを使用し、5GZ接続で速度測定を行いました。結果、ダウンロード速度は200~300Mbps、PINGは約30ms、そして特筆すべきはアップロード速度が50Mbpsを超える点でした。なお、速度は使用する時間帯や測定環境(距離、障害物等)によっても変動するため、参考データとしてご利用ください。

5Gエリア拡大の詳細

楽天モバイルでは、5Gエリアの拡大に力を入れており、特に関西や中京圏では先行して5Gの展開が進んでいます。さらに、東京都心部でもミントグリーンの5Gエリアが広がりつつあり、利用可能エリアは年々拡大しています。利用を検討される際は、公式のエリアマップで最新の情報を確認することをおすすめします。

楽天Turboとの比較

楽天Turboは2023年1月に発売された固定ルーターですが、いくつかのデメリットが指摘されています。まず、楽天Turboは専用のSIMカードのみ対応しており、SIMフリーではありません。また、端末の初期費用が40,000円を超える高額な点や、月額料金が高めに設定されていることが問題です。これに対し、L13ルーターはSIMフリーで柔軟に利用でき、不要な場合は中古市場での売却も可能なため、トータルで見た際のコストパフォーマンスに優れていると言えます。


まとめ

楽天モバイルの固定回線は、従来の光ファイバーに代わる新しいインターネット接続手段として非常に魅力的です。SIMフリーのL13ルーターを利用することで、設定の簡便さ、高速通信、そして柔軟な運用が実現できます。さらに、通信制限の緩和、実機テストによる具体的な速度データ、全国に広がる5Gエリアの情報、そして楽天Turboとの比較からも、L13ルーターの優位性が明確になりました。これから固定回線の導入を検討される方は、ぜひ楽天モバイルの最新サービスとともに、L13ルーターの利用をご検討ください。

注意:本記事で紹介した情報は、筆者が実際に検証したデータや公開されている情報に基づいています。利用環境により実際の通信状況は異なる場合がございますので、最新の情報とあわせてご確認ください。

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