NURO光をご利用中の方で、オンラインゲームや自宅サーバー運用を快適に行いたい場合、「ポート開放」が必要になることがあります。本記事では、Huawei製ルーターHG8045Qを使用したポート開放の具体的な手順と注意点について解説します。

ポート開放とは?
ポート開放とは、通常セキュリティ上閉じられている通信データの出入り口(ポート)を特定の用途(例: オンラインゲームやサーバー運用)で使用するために開く設定です。IPアドレスが住所に例えられるならば、ポートは部屋番号に相当します。
ポート開放が必要なケース
- オンラインゲーム(例: Minecraft, Call of Duty)
- 自宅サーバー運用(例: Valheimサーバー)
- VPN接続
Huawei HG8045Qでのポート開放手順
以下は、NURO光提供のHuawei製ルーターHG8045Qを使用したポート開放手順です。
1. ローカルIPアドレスを固定する
まず、ポートを開放したいデバイス(PCやゲーム機)のローカルIPアドレスを固定します。Windowsの場合、「ネットワーク設定」から「プロパティ」を選択し、IPアドレスを手動で指定してください。
2. ルーター管理画面にログイン
ブラウザを開き、アドレスバーに「192.168.1.1」と入力してEnterキーを押します。初期ログイン情報は以下の通りです:
- ユーザー名: admin
- パスワード: admin(初回ログイン時に変更が求められる場合があります)
3. ポートマッピング設定を行う
- 管理画面上部メニューから「転送ルール」を選択。
- 「ポートマッピング設定」をクリックし、「新規作成」を選びます。
- 以下の項目を入力します:
- マッピング名: 任意(例: Minecraft)
- 内部ホスト: 固定したローカルIPアドレス(例: 192.168.1.20)
- プロトコル: TCPまたはUDP(用途による)
- (開始)外部ポート番号: 開放したいポート番号(例: 25565)
- (終了)外部ポート番号: 同上
- (開始)内部ポート番号: 同上
- (終了)内部ポート番号: 同上
- [適用]ボタンをクリックして保存。
注意点とトラブルシューティング
セキュリティ上の注意点
- 必要な時だけ開放: 使用後は必ず設定を削除しましょう。
- ファイアウォールとの連携: セキュリティソフトやWindowsファイアウォールがブロックしている場合があります。一時的に無効化して確認してください。
- 不明な通信への対処: 不明な通信が発生した場合は速やかに設定内容を見直しましょう。
トラブルシューティング
- 再起動: 設定後にルーターやデバイスを再起動すると問題が解決する場合があります。
- 入力ミス確認: IPアドレスやポート番号が正しいか再確認してください。
- MAP-e方式の場合: NURO光では一部通信方式でポート開放が制限されています。この場合はプロバイダオプションを検討してください。
- 確認ツール使用: 外部から正常にアクセスできるか確認ツールでチェックしましょう。
まとめ
NURO光では、適切な設定を行うことで安全かつ快適にオンラインサービスを利用できます。特にHuawei製HG8045Qルーターでは簡単な手順で設定可能です。ただし、セキュリティには十分配慮しながら利用しましょう。

*本記事は2025年2月時点の情報に基づいています。最新情報については公式サイトをご確認ください。
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