楽天モバイル5Gルーター使って分かった!速度・バッテリー本音レビュー

楽天モバイルの5G対応モバイルルーター、実際の使い心地はどうなの?そんな疑問をお持ちではありませんか。この記事では、楽天モバイルの5Gルーターを自腹で購入し、数週間みっちり使ってみて分かった「リアルな使用感」を包み隠さずお届けします。通信速度は本当に速いのか、気になるバッテリー持ちはどうか、設定は簡単なのか。利用者の目線で徹底的にレビューしますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。この記事を読めば、楽天モバイル5Gルーターのメリットだけでなく、実際に使って初めて気づいた落とし穴まで、全てが分かります。楽天モバイルのサービスを既に利用している方や、固定回線の代わりにモバイルルーターを検討している方にとって、特に役立つ情報となるでしょう。速度、安定性、バッテリー、使い勝手といった、ルーターを選ぶ上で最も重要なポイントについて、私の生の声をお届けします。

実際に使って検証!楽天モバイル5Gルーターの通信速度と安定性

モバイルルーターを選ぶ上で最も重要な要素の一つ、それが通信速度と電波の安定性です。公式サイトの最大速度はあくまで理論値。実際に様々な場所・時間帯で速度テストを行い、その結果と体感速度を正直にレビューします。私の主な使用環境は、東京都心、神奈川県の自宅(郊外)、そして電車移動中です。

自宅・外出先での実測スピード公開

結論から言うと、楽天モバイルの5Gルーターの速度は、場所と時間帯によって大きく変動しました。都心の主要駅周辺や大規模商業施設など、楽天モバイルの5Gエリアがしっかり整備されている場所では、下り速度が100Mbpsを超えることも珍しくなく、時には200Mbps近くを記録することもありました。これは動画視聴やウェブ閲覧はもちろん、容量の大きなファイルのダウンロードも比較的スムーズに行える速度です。特に朝の通勤時間帯や昼休みなど、利用者が多い時間帯でも比較的安定した速度が出たのは評価できる点です。 一方、自宅のある郊外や、都心でも建物の奥まった場所、地下などでは、主に4G接続となり、速度は数十Mbps程度に落ち着くことが多かったです。ただし、4G接続時でも、動画の標準画質での視聴や一般的なウェブサイトの閲覧には十分な速度が出ていました。自宅では窓際では5Gを掴むことがあっても、部屋の中心部では4Gになるなど、同じ建物内でも速度にばらつきが見られました。これは楽天モバイルだけでなく、他のキャリアでも見られる傾向ですが、より顕著に感じた部分です。 上り速度(アップロード)については、下りほど高速になることは少なく、多くの場所で数Mbpsから数十Mbps程度でした。しかし、SNSへの写真や動画の投稿、ビデオ会議など、一般的な用途であれば特にストレスを感じることはありませんでした。 速度テストの結果をいくつか例示すると、

  • 都心5Gエリア(屋外): 下り 185Mbps / 上り 32Mbps
  • 都心4Gエリア(ビル内): 下り 45Mbps / 上り 15Mbps
  • 郊外自宅(窓際 5G): 下り 88Mbps / 上り 28Mbps
  • 郊外自宅(部屋中央 4G): 下り 35Mbps / 上り 12Mbps
  • 電車移動中(都内郊外間): 下り 10~50Mbps(場所により変動) / 上り 5~20Mbps

このような結果から、楽天モバイルの5Gルーターは、エリア内であれば高速通信の恩恵を受けられる一方で、エリア外や電波環境によっては4G主体となり、その速度も一般的なモバイル回線と同等か、やや遅い場合もあるという実感が得られました。

電波の掴みやすさと接続の安定性

電波の掴みやすさに関しては、正直なところ「場所による」という評価になります。楽天モバイルの電波(特に自社回線)は、建物の中や地下に弱いという話を以前から耳にしていましたが、実際に使ってみてそれを実感しました。地下鉄の駅構内や、地下街では圏外になることもしばしば。また、鉄筋コンクリートの建物の奥まった部屋では、電波が弱くなり速度が極端に落ちたり、接続が不安定になったりすることがありました。 一方で、屋外や窓際など、電波を遮るものがない場所では比較的安定して電波を掴みました。5Gエリア内であれば、ほとんどの場合5G接続となりましたが、電波が弱くなるとすぐに4Gに切り替わる挙動が見られました。この5Gと4Gの自動切り替えはスムーズで、接続が途切れるようなことは少ないですが、切り替え時に一瞬速度が落ちるような体感はありました。 接続の安定性については、一度電波をしっかり掴めば、同じ場所にいる限りは比較的安定していました。しかし、電車移動中など、電波環境が頻繁に変わる状況では、速度が大きく変動したり、一時的に接続が不安定になったりすることがありました。これはモバイルルーター全般に言えることかもしれませんが、楽天モバイルのエリア特性も影響していると感じます。特に、パートナー回線エリアから楽天回線エリアに切り替わる際など、場所によっては少し不安定になることもありました。ただし、致命的に使えないというほどではなく、少し待てば回復することがほとんどでした。 総じて、通信速度と安定性については、楽天モバイルの電波状況に大きく依存するというのが私の率直な感想です。エリアマップで確認し、よく使う場所が5Gエリアや電波の良い場所であるかを確認することが非常に重要だと感じました。

「バッテリー持ち」が鍵!楽天モバイル5Gルーターの電池と使い勝手

モバイルルーターの生命線とも言えるバッテリーの持続時間。公称値と実際の使用感には差があるものです。また、設定のしやすさや本体の使い勝手もレビューします。バッテリー持ちは、私がこのルーターを使う上で最も気になった点の一つです。

気になるバッテリー持ちを徹底検証

公称の連続通信時間は約8時間(5G接続時)とされていますが、実際に使ってみると、これよりも短いと感じることが多かったです。特に5G接続時や、複数のデバイスを接続して高負荷な通信(動画視聴やオンラインゲームなど)を行うと、バッテリーの減りは非常に速いです。 私の使い方では、朝フル充電して持ち出し、通勤中に1時間程度、日中の仕事中にPCと接続して2~3時間、帰宅中に1時間程度使用した場合、夕方にはバッテリー残量が30%~40%程度になっていることが多かったです。合計で4~5時間程度の「実際の」利用時間で、一日持たせるには少し心もとないというのが正直な感想です。スタンバイ時(接続デバイスなしで電源ONの状態)の消費は比較的少ないですが、それでも全く減らないわけではありません。 長時間外出する場合や、自宅で集中的に利用する場合は、モバイルバッテリーが必須だと感じました。本体の充電速度は特別速いわけではないので、こまめな充電を心がけるか、常にモバイルバッテリーを携帯することをおすすめします。特に旅行先や出張先など、コンセントがすぐに確保できない環境での使用を想定している場合は、このバッテリー持ちは大きな注意点となります。ヘビーユーザーであれば、公称値の半分程度の稼働時間を想定しておいた方が安心かもしれません。

初期設定から日常操作までの簡単さ

初期設定は非常に簡単でした。ルーター本体にSIMカードを挿入し、電源を入れるだけ。ディスプレイに表示されるQRコードをスマホで読み取るか、SSIDとパスワードを入力すればすぐにWi-Fi接続が完了します。特別なAPN設定なども不要で、箱から出して数分でインターネットに繋げることができました。この手軽さは、機械が苦手な方でも安心できるポイントです。 ルーター本体の操作性もシンプルです。ディスプレイを見ながら設定メニューを操作できますし、より詳細な設定やデータ使用量の確認は、スマートフォンアプリやWebブラウザから専用の管理画面にアクセスして行います。管理画面のUIも直感的で分かりやすく、特に迷うことなく各種設定を変更できました。 日常的な操作は、電源のON/OFFや、必要に応じて再起動をする程度です。接続デバイスの管理やバッテリー残量の確認などもアプリから手軽にできるため、使い勝手は良いと感じました。

本体サイズ・携帯性・デザイン

本体サイズは手のひらに収まるコンパクトなサイズで、重さも特別気になるほどではありません。カバンの内ポケットや上着のポケットに入れて持ち運ぶのに適しています。ただし、スマートフォンよりは厚みがあるため、ズボンのポケットに入れると少し膨らみが気になるかもしれません。 デザインはシンプルで、丸みを帯びた形状は悪くありません。ディスプレイが必要最低限の情報(電波状況、バッテリー残量、接続デバイス数など)を表示してくれるのも便利です。質感はプラスチック製で特別高級感はありませんが、モバイルルーターとしては十分なレベルだと思います。熱に関しては、長時間連続使用したり、高速通信を行ったりすると本体が少し温かくなることがありましたが、気になるほどの高熱になることはありませんでした。

【総評】楽天モバイル5Gルーターを使って分かった本音メリット・デメリット

これまでの速度、安定性、バッテリー、使い勝手など、全てのレビューを踏まえ、楽天モバイル5Gルーターの「本音」のメリットとデメリットを洗い出します。どんな人におすすめできるのか、どんな点に注意が必要か、正直な感想をまとめます。

「実際に使って良かった点」メリットまとめ

実際に楽天モバイル5Gルーターを使ってみて、特に良かったと感じた点は以下の通りです。

  • エリア内での速度のポテンシャル: 楽天モバイルの5Gエリア内、特に電波状況の良い場所では、想像以上に高速な通信が可能でした。混雑する時間帯でも比較的快適に使える場面が多く、これが5Gのメリットだと実感しました。
  • 初期設定・操作の簡単さ: 箱から出してすぐに使える手軽さは大きな魅力です。難しい設定は一切不要で、誰でも簡単にインターネットに接続できます。
  • 楽天モバイルの料金プランとの相性: 楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」と組み合わせることで、データ容量を気にせず使える点は非常に大きなメリットです。特に動画視聴やテザリングを頻繁に使うユーザーにとっては、固定回線代わりとしても有力な選択肢になります(ただし、後述のデメリットも考慮が必要)。
  • 持ち運びの便利さ: コンパクトなサイズと重さで、日常的にカバンに入れて持ち運ぶのに負担がありませんでした。外出先や移動中にPCやタブレットを使いたい場合に重宝します。

「ここがイマイチ…」デメリットと気になった点

一方で、実際に使ってみて気になった点や、期待外れだった点もあります。

  • 公称値と乖離するバッテリー持ち: 公称8時間(5G)に対して、実際の連続通信時間は5時間程度、実利用では一日持たないことが多かったです。ヘビーユーザーはモバイルバッテリー必須です。
  • エリアによる速度と安定性のばらつき: 楽天モバイルの電波状況に速度や安定性が大きく依存します。特に建物の中や地下など、電波が弱くなる場所では速度低下や不安定さを感じることがありました。5Gエリア内でも常に高速とは限らないという現実があります。
  • 場所による電波の掴みにくさ: 特定の場所(地下、建物奥など)で電波を掴みにくい、または圏外になることがありました。安定性を最優先する場合には注意が必要です。
  • 5G/4G切り替えの挙動: 5Gと4Gの切り替え自体はスムーズですが、電波が弱い場所では意図せず4Gに固定されてしまうなど、手動で切り替えたい場面で柔軟性が低いと感じることもありました。

結局、楽天モバイル5Gルーターは「買い」か?どんな人におすすめ?

私の使用体験を踏まえると、楽天モバイル5Gルーターは以下のような人におすすめできます。

  • メイン回線として楽天モバイルを契約している人: Rakuten最強プランであればデータ容量を気にせず使えるため、非常にコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
  • 主に電波状況の良いエリア(特に楽天モバイルの5G強化エリア)で利用する人: エリア内であれば高速通信の恩恵を受けられます。
  • 自宅での固定回線代わりに検討しており、自宅の楽天モバイル電波状況が良いことを確認できている人: 光回線ほどの絶対的な安定性はないかもしれませんが、工事不要で導入できる手軽さがあります。
  • 外出先でPCやタブレットを使うことが多いが、一日中電源がない場所で使うわけではない人、またはモバイルバッテリーの併用を前提とする人: 持ち運びの便利さと高速通信のポテンシャルは魅力です。

逆に、以下のような人には、別の選択肢を検討した方が良いかもしれません。

  • とにかく常に最高速度と安定性を求める人: エリアや時間帯によって速度や安定性にばらつきがあるため、期待に応えられない可能性があります。
  • 長時間連続で電源が確保できない場所でヘビーユースしたい人: バッテリー持ちに不安があるため、モバイルバッテリーなしでは厳しいでしょう。
  • 自宅が楽天モバイルの電波が弱いエリアである人: 自宅での利用がメインであれば、電波状況の事前確認は必須です。
  • 地下や建物の奥まった場所など、電波が入りにくい場所での利用が多い人: 圏外や不安定になるリスクがあります。

結局、「買い」かどうかは、ご自身の利用環境や使い方、そして楽天モバイルの電波状況に大きく左右されると言えます。特に、ご自身がルーターを使いたい場所の楽天モバイルの電波状況(特に5Gエリアかどうか、建物の奥でも使えるかなど)を事前に確認することが、失敗しないための最も重要なポイントです。

まとめ:楽天モバイル5Gルーターを選ぶ上での最終チェックポイント

本記事でレビューした楽天モバイル5Gルーターの、速度、バッテリー、使い勝手に関するリアルな評価を改めて確認しましょう。実際に使ったからこそ分かった、公表されていないような注意点も踏まえ、あなたがこのルーターを選ぶべきかどうかの最終判断に役立つポイントを提示します。 私の実体験では、楽天モバイル5Gルーターは、電波状況が良い場所では確かに高速ですが、バッテリー持ちは公称値より短く、電波の安定性も場所によるばらつきが大きいという特徴がありました。初期設定は非常に簡単で、持ち運びも苦にならないサイズ感です。 あなたが楽天モバイル5Gルーターの購入を検討しているなら、以下のポイントを最終チェックしてください。

  • あなたが主に使う場所が、楽天モバイルの5Gエリア内か?(公式サイトのエリアマップを必ず確認)
  • その場所の電波は、建物の中や奥でも安定しているか?(可能であれば事前にスマホで確認する)
  • 長時間連続での使用を想定しているか?(バッテリー持ちが心配ならモバイルバッテリー必須)
  • 楽天モバイルの料金プランを既に契約しているか、または契約を検討しているか?(料金プランとの相性が最大のメリットの一つ)

これらの点を踏まえ、ご自身の利用環境や目的に合っているかを慎重に判断してみてください。楽天モバイル5Gルーターは、特定の条件下では非常に強力な味方になりますが、万能ではありません。本記事のリアルな使用感が、あなたの最適なモバイルルーター選びの一助となれば幸いです。公式サイトで最新の端末情報やキャンペーン情報も合わせて確認することをおすすめします。

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