「自宅に光回線を引けない…」「通信費をもっと安くしたい…」そんな悩みを抱えていませんか?実は、モバイル回線を固定回線として活用できる「ホームルーター」があれば、工事不要で自宅のネット環境を劇的に改善できるかもしれません。
特に注目したいのが、進化を続ける楽天モバイルをホームルーターで固定回線化する方法です。今回は、多くのユーザーから「安定性が高い」と高評価を得ている「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を使って、楽天モバイルを自宅のメイン回線として活用する具体的な手順から、気になる通信速度の検証まで、徹底的に解説していきます。
これまでのホームルーターでは満足できなかった方も、きっとL13のロマンあふれる速度に魅了されるはず。ぜひ最後までご覧いただき、あなたに最適な固定回線化の方法を見つけてくださいね。
楽天モバイル固定回線化への3ステップ:失敗しないための事前準備
ホームルーターを購入する前に、必ず確認しておきたい重要なステップが3つあります。これを怠ると、せっかくルーターを買っても無駄になってしまう可能性も。確実に快適なネット環境を手に入れるために、一つずつ確認していきましょう。
ステップ1:まずは「通信エリア」を徹底チェック!
固定回線化を検討する上で、最も大切なのがご自宅が楽天モバイルの通信エリア内にあるかどうかです。公式のエリアマップで簡単に確認できますので、まずはチェックしてみましょう。
- エリアマップの確認方法:
- 楽天モバイル公式サイトのエリアマップを開き、ご自宅を最大限に拡大してください。
- 電波状況に応じて色が分けられています。濃いピンク色の丸は5Gミリ波、濃いピンク色は5Gサブ6、薄いピンク色は4G LTEエリアを示します。
- ご自宅がいずれかの色付きエリアに含まれていれば、電波が届いている可能性が高い場所です。色がついていなければ、残念ながら固定回線化は難しいでしょう。
- 注意点:エリアマップ内の「マイエリア通信シミュレーション」は参考にならないため、必ず色が付いているかどうかで判断してください。また、色が付いていてもプラチナバンド非対応の楽天モバイルは、自宅内で電波が届きにくいケースもあります。
ステップ2:ホームルーター購入前に「楽天モバイル」に申し込む!
ステップ1でエリア内であることを確認できても、まだ安心はできません。自宅内で安定してデータ通信ができるかを、実際に楽天モバイルを契約して試してみるのが最も確実な方法です。ルーターを買ってから「繋がらない…」とならないためにも、先に回線の最終チェックを行いましょう。
- 絶対お得!「従業員紹介キャンペーン」を活用しよう:
- 楽天モバイルを申し込むなら、通常のキャンペーンでは対象外の「楽天最強プラン(データタイプ)」にも適用される「従業員紹介キャンペーン」一択です。
- 新規申し込みで7,000円相当の楽天ポイントがもらえます。
- データタイプは本人確認書類の提出が不要で、楽天カードをお持ちの楽天会員なら申し込みがすぐに完了します。
- このキャンペーンは公式サイトには載っていませんので、専用の紹介リンクから申し込む必要があります。
- 超重要!「物理SIM」で申し込むべし:
- 絶対に「eSIM」ではなく、通常の「物理SIM」で申し込みましょう。多くのホームルーターは物理SIMしか使用できません。
- 後からeSIMから物理SIMへの変更には3,300円の手数料が発生してしまいます(逆は無料です)。
- SIM到着後の最終チェック:
- 楽天モバイルのSIMが届いたら、まずはご自身のスマートフォンに挿し、自宅で楽天モバイルに安定して接続できるかを確認してください。
- もし安定して繋がれば、快適な通信速度が期待できます。おめでとうございます!
- 接続できなかったり、通信が不安定だったりする場合は、残念ながら固定回線化は諦めるのが賢明です。楽天モバイルは解約しても問題ありませんし、別の格安SIMに乗り換えても特典は付与されます。
ステップ3:いよいよ「ホームルーター」を購入!
エリアマップもOK、楽天モバイルも自宅で問題なく繋がった!という方は、いよいよ固定回線化に向けて本格的に動き出せます。固定回線化には、持ち運び用のモバイルルーターよりも、コンセントに差しっぱなしで使える「ホームルーター」が断然おすすめです。データ通信が安定しやすく、光回線からの切り替えでも違和感なく使えるでしょう。
以前の動画ではSpeed Wi-Fi HOME 5G L11やdocomo Home 5G HR1をご紹介しましたが、視聴者様からのコメントで「L11やL12は不安定になりやすい」「L13が断然おすすめ!」という有益な情報をいただきました。
L13は4G固定ができるため、5Gエリアの境界付近など不安定になりがちな状況でも安定した通信が期待できると評判です。そこで今回は、コメントを参考に「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を新たに購入し、その実力を検証してみました。メルカリやYahoo!フリマでは15,000円前後が相場ですが、タイミングによってはさらに安く手に入れられることもあります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13で楽天モバイルを快適に使うための設定方法
L13が届いたら、いよいよ楽天モバイルのSIMを入れて使えるようにしていきます。SIMを挿すだけでは使えないので、しっかりと設定を行いましょう。基本的には以下の手順で進めます。他のホームルーターでも同様の作業が必要になることが多いので、参考にしてください。
- リセットする
- SIMを挿入する
- Wi-Fiに接続する
- 管理画面を開く
- APNを設定する
ネットで「ホームルーター 機種名 APN設定」と検索すると、詳しい設定方法が見つかることもあります。
Step by Step!初期設定からAPN設定まで
- 電源を立ち上げ、本体をリセット:
まずL13をコンセントに差し込み、電源を入れます。本体裏にある小さなリセットボタンを、SIMピンやクリップなど細いもので長押ししてください。中古品の場合は以前の設定が残っている可能性があるので、リセットして工場出荷時の状態に戻します。
- 楽天モバイルのSIMカードを挿入:
L13本体の裏面カバーを開け、SIMカードを挿し込みます。挿入方向を間違えないように注意し、奥まで押し込んで「カチッ」という感触があればOKです。
- スマホとL13をWi-Fiで接続:
「ZTE Link」という公式アプリを使うと、管理画面へのログインが簡単になります。アプリを立ち上げ、表示される画面で「接続」をタップ。初回はQRコードスキャンでの接続がおすすめです。カメラへのアクセスを求められたら許可しましょう。2回目以降は、スマホのWi-Fi設定から「SPWHL13」で始まるSSIDを選択して手動接続も可能です。
- 管理者として管理画面にログイン:
ZTE Linkアプリから「ログイン」をタップ。本体底面のラベルに記載されている「初期ログインパスワード」「設定ツールパスワード」などを入力してください。次回以降のログインを便利にするため、「手動ログインを許可」にしておくと良いでしょう。ログイン後、パスワード変更を促されますが、最初はキャンセルで大丈夫です。注意表示が出たらOKをタップし、自動アップデートをオンにするか尋ねられたらOKを選びましょう。これで管理画面にログインできました。
- 楽天モバイル用APNを設定:
管理画面にログインしたら、APN(アクセスポイント名)を設定します。
- 画面下部のタブメニューから「設定」を選択し、「モバイルネットワーク」をタップ。
- 「APN設定」へ進み、右上のプラスボタンを押してAPNを追加します。
- 以下の情報を入力してください:
- プロファイル名:楽天
- APN設定:rakuten.jp
- ユーザー名:rakuten.jp (通常は空欄でOKですが、空欄のままでは進めない場合に入力)
- IPタイプ、認証方法、パスワードは変更不要です。
- 全て入力したら、右上の3点リーダーをタップしてメニューから「保存」を選択します。
最後に、作成した「楽天」のAPNにチェックを入れてください。APN設定に問題がなければ、ルーターのランプが全て緑色に光り、通信できるようになるはずです。
接続が不安定な時に試したい!L13の安定化設定
「あれ?通信が不安定だな…」と感じた時でも、慌てる必要はありません。L13の管理画面には、接続を安定させるための様々な設定項目があります。大きく分けて、楽天モバイルの基地局とルーター間の通信を安定させる設定と、ルーターとスマホ間の通信を安定させる設定の2種類があります。
楽天モバイル基地局 ⇔ ルーター間の通信を安定させる設定
- 通信モード(モバイルネットワーク内):
- 「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」があります。
- 楽天モバイルをau回線の「パートナー回線エリア」で使いたい方は、「プラスエリアモード」に切り替えることで接続できるようになります。
- 「追加料金が発生する場合がある」と表示されますが、L13で楽天モバイルを使用する場合は関係ありませんのでご安心ください。
- 優先ネットワークの種類:
- デフォルトは「5G推奨」ですが、5Gエリアと4Gエリアの境界付近にお住まいの方は、「4G」を選ぶことで接続が安定する場合があります。
ルーター ⇔ スマホ間の接続を安定させる設定
- 5GHz優先機能(Wi-Fiメニュー > 基本設定):
- Wi-Fiルーターが発射する電波には、高速で安定しているが遠くまで届きにくい「5GHz」と、速度は遅いが遠くまで届きやすい「2.4GHz」があります。
- L13には、これら2つの電波を自動で切り替えて通信を安定させる「5GHz優先機能」が搭載されています。
- この機能をオンにすることで、ルーターとスマホ間の接続安定性が向上することが期待できます。
【実測検証】L13 vs HR1!5Gのロマンは本物か?
今回購入した「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」と、以前の動画で紹介した「docomo Home 5G HR1」で楽天モバイルの通信速度を比較検証してみました。同じ場所、同じ時間帯に3回ずつ計測しています。
4Gエリアでの比較:HR1に軍配が上がる?
自宅が5G圏外のため、まずはどちらもネットワークを4Gに固定して計測しました。意外なことに、L13が平均45Mbps程度だったのに対し、HR1は平均53Mbpsと、HR1の方が8Mbpsほど速い結果に。
L13の設定を色々試した結果、どうやら5Gが来ていないエリアで4G固定にすると速度が遅くなる傾向があるようです。L13を推奨設定の「5G」にして計測し直したところ、下り平均54Mbps以上とHR1とほぼ同じ結果になりました。5Gエリアの境界付近にお住まいの方以外は、4G固定にしなくても問題ないでしょう。
5Gエリアでの爆速検証:L13の真価が明らかに!
L13がその真価を発揮するのはやはり5Gエリアです。自宅が5Gエリアではないため、車載インバーターを購入して5Gエリアまで移動し、接続テストを行いました。
その結果がこちらです!下り速度の平均は約200Mbps。自宅での接続時に比べてなんと4倍もの速度を叩き出しました!試しにYouTubeで高画質な4K動画を見てみましたが、どんどん読み込んでくれる上に、シークバーの動きに合わせてプレビューが表示されるなど、まるで光回線のような快適さでした。
残念ながら視聴者さんのように400〜600Mbps安定とまではいきませんでしたが、200Mbps出ていれば動画視聴やネット利用には十分すぎるほどの速度です。5Gエリアに住んでいる方なら、楽天モバイルの固定回線化を本気で検討する価値は十分にありますね。やっぱり5Gの速度にはロマンがあります!
この圧倒的な快適さ、あなたも自宅で体験したくありませんか? 楽天モバイルなら、月額3,278円でデータ容量を気にせず使い放題! しかも、今なら従業員紹介キャンペーンを活用すれば、最大7,000円相当の楽天ポイントがもらえて、初期費用も実質タダ同然に抑えられます。工事不要で、届いたその日からすぐにこの爆速ネット環境を手に入れることができますよ!
L13とHR1、結局どちらがおすすめ?
これまでの比較検証を踏まえ、L13とHR1、それぞれのおすすめポイントをまとめました。
- 4Gの楽天回線エリアにお住まいなら:
回線を4Gに固定できるHR1で十分快適に使えるでしょう。まだYahoo!フリマアプリなどで安く手に入ります。
- 4Gのパートナー回線(au回線)を使用したい方、または5Gエリアにお住まいの方なら:
L13が断然おすすめです。5Gの速度は段違いで、少し高いお金を払ってでも購入する価値は十分にあります。
【おまけ】povoの利用も視野に入れるならL13が安心
もし楽天モバイルが残念ながら圏外だった、あるいは通信が安定しないという方は、au回線を利用するpovoをホームルーターで使う選択肢もあります。楽天モバイルが月額3,278円で使い放題なのに対し、povoもデータ使い放題7日間トッピングを12回分購入すれば、4週間あたり3,278円と価格差はほとんどありません。
今回ご紹介したSpeed Wi-Fi HOME 5G L13は、au回線のpovoにも対応しており、4Gも5Gも使えるので安心です。以前紹介したL11ではデータ通信を4Gに固定できませんでしたが、L13ならより安定した通信が見込めます。ただし、docomo Home 5G HR1は楽天モバイルのパートナー回線(auのプラチナバンド)に対応していないため、povoの利用まで視野に入れる方にはおすすめできません。
まとめ:楽天モバイル固定回線化で快適なネットライフを!
Speed Wi-Fi HOME 5G L13を使った楽天モバイルの固定回線化について、まとめました。
- ZTE Linkアプリで初期設定が簡単に行えます。
- 4G固定にすると若干速度が低下する可能性がありますが、5G推奨設定なら問題ありません。
- 5Gエリアでは、驚くほど爆速なネット回線が期待できます。
- 4G楽天回線エリアならdocomo Home 5G HR1でも十分活用できます。
楽天モバイルと高性能ホームルーターの組み合わせは、光回線が導入できない地域にお住まいの方や、通信費を大幅に節約したい方にとって、まさに救世主となるでしょう。自宅のネット環境が整えば、スマホの携帯会社を格安SIMに変更して、さらなる通信費の節約も可能です。
あなたもこの機会に、楽天モバイルで快適なインターネットライフを手に入れてみませんか?