エクセルの関数SUMIFSで条件に合う値の合計を求める方法

エクセルの関数SUMIFSで条件に合う値の合計を求める方法

エクセルの関数SUMIFSは、複数の条件に合う値の合計を求める関数です。例えば、売上データの表があるときに、特定の商品や期間や地域の売上合計を知りたいときに使えます。

SUMIFS関数の書式は以下の通りです。

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], ...)
  • 合計範囲は、条件に合う値の合計を求めたいセルの範囲です。
  • 条件範囲1は、条件1を満たすかどうか判定するセルの範囲です。
  • 条件1は、条件範囲1に対する条件です。数値や文字列やセルの参照などが使えます。
  • [条件範囲2, 条件2]は、オプションです。必要に応じて、2つ目以降の条件範囲と条件を指定できます。最大で127個まで指定できます。

SUMIFS関数の使い方を具体的な例で見てみましょう。以下の表は、ある会社の売上データです。

商品 期間 地域 売上
A 1月 東京 100
B 1月 大阪 200
C 1月 福岡 300
A 2月 東京 150
B 2月 大阪 250
C 2月 福岡 350
A 3月 東京 200
B 3月 大阪 300
C 3月 福岡 400

この表から、以下のような合計を求める場合に、SUMIFS関数を使います。

  • 商品Aの売上合計
  • 2月の売上合計
  • 大阪の売上合計
  • 商品Bで、3月かつ福岡の売上合計

それぞれの場合のSUMIFS関数の書き方は以下の通りです。

  • 商品Aの売上合計
=SUMIFS(D2:D10, A2:A10, "A")
  • 2月の売上合計
=SUMIFS(D2:D10, B2:B10, "2月")
  • 大阪の売上合計
=SUMIFS(D2:D10, C2:C10, "大阪")
  • 商品Bで、3月かつ福岡の売上合計
=SUMIFS(D2:D10, A2:A10, "B", B2:B10, "3月", C2:C10, "福岡")

SUMIFS関数は、条件に合う値の合計を求めるときに便利な関数です。複数の条件を組み合わせて、柔軟にデータを集計できます。ぜひ、エクセルの表に適用してみてください。


この記事は、エクセルの関数SUMIFSについて初心者向けに解説したものです。関連するキーワードとして、以下のものがあります。

  • エクセルの関数SUMIF:SUMIFS関数と似ていますが、条件範囲と条件を1つずつしか指定できません。条件が1つの場合に使えます。
  • エクセルの関数SUMPRODUCT:SUMIFS関数と似ていますが、条件範囲と条件を配列として指定できます。条件範囲と条件の数が異なる場合や、条件が複雑な場合に使えます。
  • エクセルの関数COUNTIFS:SUMIFS関数と似ていますが、条件に合う値の合計ではなく、条件に合う値の個数を求めます。データの件数を数える場合に使えます。

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